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絵描きが最短で成功するために知っておくべき8つのこと

イラストレーターとして働く過程であらゆる壁に悩まされ、そして自分なりに解決方法を見つけてきました。
イラストレーターの仕事を円滑にするためにその旅で学んだことを、私は7つの知恵にまとめました。

人生のすべてのものと同じように、イラストレーターとしての人生について旅の参考になりますように。

01. 自分の画風について

常に同じ画風にこだわらず、進化が止まってしまわないように、柔軟な状態を保ちましょう。

イラストの世界では(特に若いイラストレーターの間では)どうやってスタイルを見つけたらいいのか、複数のスタイルを持った方がいいのかなど、スタイルの話で度々議論されます。

結論から言えば何度も言われていることですが、もう一度言います。仕事をしていれば、あなたの「スタイル」は自然に確立されていきます。地道に作業を続け、自分の描画を観察することで、作品全体の種となり得るものを発見するのに役立ちます。

もし誰かの作品に夢中になっているのであれば、練習としてそれを模写してみてください(ただし、自分の作品として提示してはいけませんよ。著作権法違反になります)。その過程で、何が自分に合っていて何がそうでないのかに気づくでしょう。

02. 紙を使う

ペンタブや液タブ、Adobeイラレあるいはフォトショのいずれのデジタルで描画するにしても、コミュニケーションとアイディアを出す段階で、紙が欠かせないものです。

紙で解き放つ

意外かもしれませんが、イラストレーターの多くはまだ画面の上だけで考えることができません。実際、紙を前にしていると、デジタル画面の上で考えるよりも自然に構図を考えられることに気がつきました。

イラストレーターの体は紙と相互作用し、人魚のように海を泳いでいるようにアイディアを開放することができます。

デジタルは不自由な遊び場

一方パソコン上でスケッチをするとき、すべてのものを正しく配置するには、より多くの調整が必要になります。デジタルで作業していると、全体像を把握するのが難しくなります。
同様に、文章を万年筆で書いてみたところ、言葉や文章がインクのように自然に紙に流れ出てくることに気がつきました。キーボードでタイプしていたときよりも、思考が形成されやすくなりました。

紙は私たちが持っている最も古い技術の一つです。何千年もの間、文化の進歩は紙ありきでおこなわれてきました。いくらデジタルツールが進化したとしてもプロジェクトの初期段階では、まだ紙は捨ててはいけないと思います。

03. デジタルツールは魔法ではありません

新しいソフトウェアのバージョン、テクスチャパック、Photoshopブラシ、ワコムのペンタブ、iPadは私たちの仕事のツールです。

アナログで仕事をしていても、デジタルツールを完全に手放すことはほとんど不可能です。デジタルツールは机が散らからないメリットと、度々モチベーションを上げてくれるこがメリットです。

問題は、これらのツールに魔法のような特性があるかのように勘違いしてしまうことだと思います。

あっという間に描画して仕事をしている自分を想像してしまいがちです。実際には意外と工程一つ一つに時間がかかり、実際の手順で仕事をイメージしてないことが多いと思います。

そのデジタルツールは実際に必要なものなのか、それともただ欲しいものですか?すでに持っているツールの中で、自分の仕事に本当に影響を与えたものはどれかを自問自答してみましょう。

デジタルツールは通常、段階的に開発されていきます。だから、革命的な製品やソフトウェアの機能が登場して、仕事のやり方が劇的に改善されることはあまりありません。
新しくおろした鉛筆に大きな変化を期待するのがおかしいように、新しいデジタルツールに魔法のような効果を期待してはいけません。

つまり何が言いたいかというと、イラストが上達したければ地道に訓練しましょう、ということです。

04. 直感で描いてはいけません

SNSでイラストをアップしている人を見ることが多いのですが、多くの人がデタラメな骨格で人物を描いていることがよくあります。デコルテに胸が付いていたり、関節がおかしな方向に曲がっていたり。

そのような、違和感満載の説得力のないイラストを描き続けることに時間を費やするのは勿体ないと思います。

プロの漫画家は専門に学んだ人が多い

プロの漫画家のおよそ半数は美術・芸術の大学、短大、専門学校を卒業しているといわれています。もちろん、漫画家になるような人はもともと絵がうまいのだと思います。しかし、もともと絵がうまいにもかかわらずなぜ、学校に行くと思いますか?

それは、我流や独学では学びの限界があるからです。学校ではあらゆる角度から美しく見える構図、色彩、バランスなど専門分野のプロが噛み砕いて教えてくれます。

ユーザーはイラストの違和感をすぐに見つけるのが上手です。人を魅了するイラストを描くためには絵を描くのが好きなだけではいけません。必ず、勉強が必要なのです。

手軽に安く学ぶには

可成屋では無料から始めるイラスト講座を紹介しています。何年も独学でイラストを頑張っている方、手やパースを何回も書き直してしまう方、社会人で学校に行く時間がない方などにオススメです。

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有名な漫画家がどの美術・芸術の学校を卒業しているかも調べたことも記載しています。

05. 時間について現実的であること

徹夜明けの仕事は生産的ではありません。

一日で何ができるかについても、計算違いな思い込みをしてしまいがちです。

例えば 「今日すべての時間集中すれば、全部のプロジェクトを終わらせることができる」と。
毎日8時間も完璧に集中して仕事ができる人は誰もいません。そのような長い時間、集中力を維持し、プロジェクトをすることは不可能です。

長い労働時間が素晴らしいわけではない

多くの小説家は1日4時間以上は書きません。スウェーデンのいくつかの企業では、1日6時間労働に移行したことで、生産性の向上が見られたことさえあります。
自分が思っている働き方と、実際に働いている働き方はおそらく一致していません。

自分の進捗にふがいなさを感じていると思います。しかし、少しの規律があれば、仕事は驚くほど改善すると思います。

現実を受け入れて、時間割という規則を利用してみてはどうでしょうか?より現実的な計画を立てて、イライラを軽減しましょう。
時間は味方にもなります。

今日急いで仕上げることも大事ですが、煮詰まったらいつまでのパソコンに向かうのではなく、少しだけ時間に余裕があるなら翌日もう一度自分の作品を見てみることで、より客観的な見方ができ作業時間が短縮されるかもしれません。

06. 他人のアイデアを盗んではいけない

偶然イラストや構図が似ることがあるかもしれないが、当然わざと真似してはいけません。

良いイラストレーターは他人のアイデアを真似したりしません。与えられたプロジェクトに対して、そのプロジェクトのための正しいイメージを思いつくことに誇りを持っています。

また、ネット上での認知度が高い時代に、アイデアを盗用してバレないようにするのも愚かなことだと思います。

とはいえ、偶然にも無意識にアイデアが似てしまうことはあると思います。私は、クライアントにデザインやイラストを提出するとき、報酬にもよりますができるだけオリジナルのアイデアを2~3つ提供します。

これは、私が年間数百のアイデアを生み出していることになります。

デザインが似ることはよくある

イラストレーターというのは、個人的な背景と仕事の背景が似ていることが多いので、頭の中にあるシンボルや参考にしているものも似ているかもしれません。
一見偶然のように見えても、同じアイデアを持つことは避けられないことだと思います。

デザイナーやイラストレーターが仕事を受注するためには他の人と被らないことがより一層大事なので、オリジナルにこだわってほしいです。

07. 大きなクライアントには時間と根気が必要

依頼者が大きくなればなるほどプレッシャーがかかります

グラフィックデザイナーのクルト・ヴァイドマンが90年代初頭にドイツの鉄道会社ドイツ鉄道のロゴを再デザインしたとき、彼のデザイン料は20万DM(現在の日本円で約2263万8000円)という記録的な金額だったため、マスコミは騒然としたそうです。

 

この報酬のためにヴァイデマンはクライアントやプロジェクトチームと綿密な会議をし、企業の会議に何度も出席していた。
また、デザインが発表されてからは、メディアからの反感を買うことも多かった。

デザインを経験したことない人にとってのデザイン業務は、ノートの落書きと実際の納品デザインは天と地ほどの作業工程差があるなんて想像できないでしょう。

クライアントが著作権などすべての権利を購入するため、広告の仕事の料金が高いのです。

大きな報酬を得るには大きな負担が伴う

例えば、広告の仕事に取り組んでいるとき、ただデザインを提出して終わりではありません。クライアントが大きければ大きいほど、各階層に納得してもらう必要があります。

多くの人々と仕事を進行していくので、厳密に管理された環境になり、全員が満足するまでに何度も修正を重ねることになります。

仕事を無事納品まで終わらせるために、デザインの美しさ、機能性を守るのに十分な立ち位置(または体力)を持っていないければいけません。それがデザイナーに与えられた報酬なのです。

08. 自分自身を知る

成功したいなら、自分の強みと弱みを見極めることを学びましょう。

イラストの勉強をしていると他の人の素晴らしい作品を目にする機会がおおくなります。

他人の作品を羨ましく思ったり、悔しくなったりします。それでも刺激を受け、試行錯誤し、チャレンジを続けてください。自分の作品と比較してどのように違うか考えましょう。

その激動のプロセスの中で、自分の感情と向き合っているのに、自分と自分が何をしているのかを観察することがまだできていないのかもしれません。

強みと弱み

成功するためには、まず自分のことをたくさん知る必要があります。あなたの強みは何ですか?あなたの弱点は何ですか?
自分を客観的に知ることは簡単ではありませんが、最初はシンプルなことから始めましょう。

例えば、自分にとって最も生産的な労働時間は何ですか?朝6時や真夜中が一番働きやすい時間帯かどうか、これらの時間を逃さないようにして、その時間を中心に一日の残りの時間を計画してみてください。
生産性の高いルールがわかってくると、不安が少なくなります。

仕事は何十年もし続けなければいけないですから、自分のことをよく知っておきましょう。規律を守ることはもちろんですが、受け入れて寛容になるようにしましょう。

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