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SNSで注目される構図7つのヒント

ふと目に留まったイラストが、なぜかいつまでも見てしまうことはありませんか?
それほどまでに魅力的なのはどうしてだと思いますか?

その理由はこれらのイラストが魅力的な構成であること、つまりイラストの要素が見た目に心地よく配置されているということです。

このような、人を引き付けるイラストを描くにはどう改善したらいいのでしょうか?
今回は、イラストの構図を改善するための7つのヒントをご紹介します。

1. 伝えたいストーリーを知る

説得力のある構図は、ストーリーになぞらえてあります。イラストを描くときモチーフを並べる前に、伝えたい物語を考えておくべきです。物語を作るためのガイドとして、ここではいくつかの質問をご紹介します。

  • 物語の中で何が起こっているのか?
  • いつ、どこで物語が行われていますか?
  • 物語は視聴者からどのような感情を引き出すのか?
  • 物語を作るうえで必要なことあるいは必要なものは何か?
  • 物語の中でこれらの要素はどれくらい重要ですか?
  • 中世の騎士とドラゴンのように、互いに対立する要素はありますか?危険な山と好奇心旺盛な登山家のように。

物語を詳細に設定すれば、それぞれのモチーフをどこに配置すべきか、概念的に考えるのが簡単になります。

2. 三分割法を使用して、構図を簡単に配置しましょう。

三分割法とは、画像を縦と横に3等分し、その線に沿って、またはその交点に画像の重要な要素を配置すると、より説得力のある構図になるというものです。

このルールの一般的な応用として、被写体を画像の3分の1か3分の2に配置することが挙げられます。そうすることで、被写体がより優位になります。

3. ストーリーを作るためにフレーミングを使う

フレーミングとは、画像の中の要素を使ってフレームを作ることです。
どんなものでフレーミングするかというと、以下のようなものがあります。

  • カーテン
  • クローゼットなど扉、ふすま、障子
  • 窓枠

既存の要素をフレームとして使うことで、イラストが伝えようとしているストーリーに付加価値を与えます。
視聴者の目をイラストの主題に引き込むだけでなく、フレーミングは世界観を伝える役割もあります。

4. 主題に注意を向けるためにリードラインを使いましょう

リードラインとは、線を使って、見る人の注意を被写体に向けさせる構図の技法です。

リードラインが有効な理由は単純です。
人間はイメージを見るとき本能で、意図した被写体に向けて視線がたどり着くまで、存在する線を追いかけようとするからです。

5. 三角形の対角線を使って緊張感を出す

イラストに葛藤やダイナミズムを加えたい場合は、三角形や対角線を使用することが有効な手段です。

なぜ三角形や対角線が葛藤やダイナミックさを感じさせるかというと、無意識のうちに不安定さを暗示しているからです。

イラストでは、三角形と対角線は、実際にそのイラストの要素である場合と暗示的なものがあります。
実際のイラストの中にある三角形と対角線は、危険な標識、サメの歯、ナイフなどの「物」に存在する形です。

一方、暗示的な三角形と対角線は、リードラインによって形成されます。
イラストに対立やダイナミズムを加えたい場合は、三角形と対角線を使ってみてください。

6. 映画を見たり、アートワークを見たりしてインスピレーションを得る

他の人がどのように構図を使って説得力のあるストーリーを作っているかを意識しながら映画やアートワークを見ることによって、インスピレーションを得ることができます。

最高の映画の構図を持つ映画には、ハリー・ポッター、ムーラン(アニメ版)、ファインディング・ニモなどがあります。

一方で、様々な時代や芸術運動にまたがって作品を見てみるのも価値があるでしょう。
私の個人的な好みとしては、ルネッサンス期の作品が最も複雑なので、アール・デコの作品が挙げられます。

7. 実験を続ける

上記のヒントを応用しながら、色々な実験を繰り返せば何が動作し、何が動作しないかを知ることができるでしょう。

最も快適で慣れ親しんでいる構図のタイプに、いつも固執して依存してはいけません。
せっかく描くのだから、イラストの中の要素で自由に遊んでみてください。

新しい構図を試すことで、物語や見た目をアプローチ方法を多様化できます。

日常を普段からキャプチャーしましょう

もしイラストを描くのに十分な時間がない場合は、心配しなくても大丈夫です。
カメラを持って、周りにあるものを何でも撮影してみましょう。

ノートパソコンや家具、学用品など、日常的に目にするものを撮影しても構いません。

写真を通して構図を学ぶことの素晴らしさは、一つのフレームに物を収めることで物語を伝える方法を学んでいることです。

すべてのものをフレームに収めることはできないので、何をフレームに入れるべきか、入れてはいけないかを意図的に考えましょう。

また、カメラの角度やオブジェクトの配置にも注意が必要です。あらゆる配置を試してみて、実験を楽しんでください。

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