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何度も訪れたいウエブサイトを作る10のチェックリスト

このデザインチェックリストは、私がデザイナーとして日々直面している問題のバランスを見つけるために、時間をかけて自分のために作成したガイドです。

俯瞰(ふかん)的な視点でプロジェクトを見ずに、細かいことばかりに目がいってしまうこともあれば、全体的な視点でプロジェクトを考え、重要なディテールには目を向けないこともあります。

この10のステップを踏むことで、複数のプロジェクトを同時に進めていくことができ、全体的に健全な設計プロセスを実現することができます。

プロジェクトを理解する

デザインの仕事を始める前に下記を理解しておきましょう。

  • そのプロジェクトが何のためにあるのか
  • どんな機能を持っているのか
  • エンドユーザーが商品やサービスから何を得るべきなのか

デザイナーの仕事はその製品がもつ魅力を引き出すことです。本来の魅力がなくなるようなデザインにしてはいけません。

多くの場合、デザイナーはゴールを理解していないまま、またゴールが見えていないまま、プロジェクトに「飛び込む」ことがあります。最終的にはそのゴールにたどり着くかもしれませんが、行きあたりばったりで進行したデザインには、多くの修正点がありより長い時間がかかってしまいます。

プロジェクトを理解すること、つまり頭の中で最終的な作品を想像することで、より健全なプロセスを経ることができます。出来上がったデザインは人々を驚かせまた、あなたのデザイナー歴の新しいページになるでしょう。

アイデアを正しく伝える

社内でもクライアントの前でも、プレゼンテーションの力は侮れません。デザイナーとして、アイデアを明確かつ簡潔に伝えることで、質問や返答の手間が省け、実際の仕事にかかる時間が短縮できます。

クライアントは、あなたがすべてをコントロールしているとすぐに感じ、あなたの意見を信頼するようになります。順序を経て仕事の進行を伝えていきます。

  1. 個々の部品を見せます。それぞれの背景にある考え方や仕組みを説明しましょう。
  2. 例えばウェブサイトを作るならサイトの全体的な概要とユーザーの相互作用を示してください。それをストーリーにしてみましょう。
  3. プロジェクト全体をクライアントの前で少しづつ構築します。最後にすべてのコンポーネントが組み合わされたページ全体を見せます。

フレームワークについて考える

ウェブ、モバイル、テレビのいずれのデザインであっても、プロジェクトを開始する際には、まずフレームワークとユーザーとの相互作用について考えてみましょう。

  • ユーザーがどのような行動をするのか
  • 快適な使用感にするためにはどのくらいのスペースが必要なのか
  • ユーザーがあるページから別のページへどのように移動するのか
  • ナビゲーションはどのように使用されるのか

これらはすべてデザインまたはUX(ユーザー体験)のフレームワークの一部です。最終的な仕上がりを念頭に置きながら、アイディアを出し合い個々のデザインを機能ごとに設計し始めましょう。

興味をそそる仕事を見つけ続ける

プロジェクトを始めた当初はどんなにワクワクしていても、途中で熱意を失ってしまうことがあります。
このようなプロジェクトでは、誰も注目していない部分を見極め、そこに革新を加えることが重要です。

もしあなたがホームページの作業に退屈しているのであれば、今までで最も革新的な機能を考え出してみましょう。これは愚かな例に見えるかもしれませんが、技術革新は良いデザインと同じくらい重要です。

信じられないかもしれませんが、これらの革新的なアイデアは、たとえクライアントが最初に気づかなくても、後になってサイトの「重要な」機能に反映されることがよくあります。

ピクセル単位での作業

多くのプロジェクトでは、素晴らしいアイデアを持っていても、そのアイデアが盛り込めずにユーザーにインパクトを与えることができません。

ユーザーは知っている

大手ブランドではデザインや機能、設定がすばらしいため、ほとんどのユーザーは、良いデザインとそうでないデザインを簡単に見分けることができます。

実際どのように問題あるかは気づかないかもしれませんが、全体的なデザインと使用感をに違いを感じるでしょう。
だからこそ、ピクセル単位でのパーフェクトなデザインを目指しましょう。気づかれないだろうと思っていても、細部にまで気を配りましょう。このような小さなディテールこそが、あなたのデザインを際立たせるのです。

誰もがわかる仕事をする

受注請負の仕事は、複数のデザイナーが同じプロジェクトに取り組む共同作業になることがあります。

適当なフォルダ管理や、自分だけわかるようなファイルの名前を付けることは避けましょう。PSDファイル内のレイヤーの名前の付け方法まで、誰かと共同作業をするときは仕事を整理しておくことが非常に重要になります。

あなたのデータを他のデザイナーに渡すとき、スムーズな仕事へとつながるでしょう。

例えばこんなふうに

レイヤーは、論理的な名前を付け、ウェブサイトの画面と同じように上から下に向かって整理されていることが理想です。例えばフッター項目は一番下のレイヤーグループになっているなど。
そして使用されていないレイヤーは削除しておきましょう。

ファイルにはガイドやグリッドなどで規則性をもたせましょう。最終的なレイアウトにデザインをドラッグすると、すべてがパズルのようにまとまります。グリッドを使用することで、個々の機能やアイコンを入れ替えることができます。

自問自答

自分の仕事に自信を持つことは大切なことです。しかし、それは最終的に優れたデザインになって初めて意味があります。仕事の過程では、自分自身に問いかけ、考え直してみてください。あなたは正しい道を歩んでいますか?これは十分に革新的か?

ユーザーやクライアントの立場に立って考えてみて下さい。自問自答することで、デザインプロセスをより迅速に進めることができ、最終的にはより良い結果が得られるでしょう。

他の人と話してみよう

デザイナーは部屋に籠もって仕事をすることが多いです。しかし籠もって仕事するだけでは限界があります。

プログラマー、上司、クライアントなど、周りの誰もが、プロジェクトにより良いアイディアをもっています。あなたが知らないことはたくさんありますし、一つのアイデアが別のアイデアを生み出すこともあります。古い技術でも新しい技術でも、参考にすれば何か新しくて面白いものを思いつくきっかけになるかもしれません。

すべてを一貫性のあるものにする

デザインプロセスの最後のステップは、完成したプロジェクトに基づいて一貫性をもたせることです。ボタンやリンクの状態、アイコンやフォントなど、ユーザーが触れるすべてのデザインに一貫性を持たせなければいけません。

細部まで踏み込むことを恐れないでください。

自分の仕事に誇りを持とう

プロジェクトの最後に自分の作品に満足していないデザイナーをたくさん知っています。「もっとかっこいいものになっていたかもしれない 」と彼らは言います。「これが最終的な結果になると知っていれば 」と。

そして、正直なところ、私もその一人です。

でも、自分の作品に誇りを持って「一つ一つ乗り越えて、完成させた」と主張することが大切なんです。

まとめ

このチェックリストがあなたの仕事とうまくマッチすれば、このリストが私を助けたのと同じように、あなたのお役に立てるかもしれません。

このアプローチはすべてのデザイナーに当てはまらないかもしれませんが、少なくともこれらのポイントのうちのいくつかは、関連性があると確信しています。

もしあなたが新しいプロジェクトを始めようとしているなら、この10のチェックリストを念頭に置き、自分のものにしてください。

ここまで読んでいただきありがとうございました。そして、あなたも素晴らしいデザイナーであり続けてください。

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