絵をかくとき、何に時間がかかってしまいますか?
私は、体のパースをとるのはもちろんのこと、手や足のパースを決めるのに時間がかかります。
さんざん悩んで「この角度でいっか」と色塗りを始めて終盤でやはりパースがおかしいと思って書きなおすこともしばしばです。
手のパースが「正しく書く」というのは難しいですが、せめて違和感なく書ければと絵描きのみなさんも思っていると思います。今回の記事では「本を持つ手」に焦点を当てていきます。
利用規約
画像紹介の前に利用規約をお話しさせていただきます。
基本的にこの記事で紹介する絵を下絵に、上からなぞって書いて同人誌やSNSで絵の一部として商用利用や個人利用使用するのはOKです。
このイラストをライブトレースして再配布したり、そのままこの画像を使用するのはNGです。
基本的に著作権は当サイトがもっていることをご理解ください。
このイラストを使用することは利用規約を読んで承諾したと判断させていただきます。
本を読む手の複雑さ
手は基本的にすごく複雑です。一度理解したと思っていても、またすぐかけない角度が出てくるのは日常茶飯事です。そして手のパースにかかる時間は想像よりずっと多いです。
世の中には「手の書き方」に関する画像や本があふれています。それでも絵師たちが手の書き方について調べが永遠に終わらないのは「手の構造」がとても難解だからだと思います。
使い方
今回は手の骨や筋肉についての解説はありません。
反転して使えます
画像に左右差はないので、そのままの角度でなく反転して使うこともできます。
骨や肉付きの勉強に
単純に手をたくさん撮影してトレースしました。実際に人の手を撮影したものなのでパースの嘘は一切ありません。ですから、この画像から骨や筋肉、筋の構造を考えることもできます。
いろいろな体系のひとに合わせるには
- 例えば女性の手ならば指の関節を強調せずに指はすらりと描きましょう。そして爪は細くて長いと女性らしい爪になります。
- 男性の手ならば、関節を強調してごつごつと描いてください。お好みで指も太めにしてもいいと思います。
- 横に大きなひとならムチムチとした感じになるように指や手の甲にボリュームを持たせましょう。
正面に座った時に見える手
見下ろすかたちで見える角度の手
このシチュエーションは、例えば図書館で真正面に座っている人の本を読む手などに使えます。
横から見た本を読む手
本の中身が見える角度です。下二つの絵なら、電車で隣に座ってる人の手。って感じでしょうか。
相手に対して斜めから見た手
話しかけている相手が本を見ながら聞いているふりをしている、みたいなイメージです。似たような角度ですが、手の見え方は複雑で、本の角度も様々です。手をかくことの複雑さを感じますね
手を下ぎみで斜めから見ている
角度的には教室の斜め後ろの席って感じでしょうか。教室かも、と想定するだけで参考書にも見えてきます。
真横からの角度
最後のイラストです。この角度はあおむけで本を読んでいるときの手に見えます。(90度左に回転させてね)
まとめ
いろんな角度の本を読む手を紹介しました。参考になりましたか?
イラスト上達をもっとしたい方はコチラの記事↓↓↓をぜひ参考にしてみてください!