最近のカフェのトレンドは専らインダストリアル風のカフェです。インダストリアル風のカフェにしておけばとりあえず人の目を引きます。インダストリアルデザインのカフェが増えるとともに、フライヤーのデザインもインダストリアルを必要とされています。
今回はフライヤーが素敵に見えるカフェをイメージしたのインダストリアル風デザインを説明したいと思います。
インダストリアルとは
インダストリアルデザインとは工業デザインのことです。インダストリアル風のデザインをカフェに取り入れるなら、工場のような黒い柱や質感（テクスチャ）がむき出しの壁などをイメージすると良いかと思います。色のイメージでは、白、茶色、緑、黒です。緑はあってもなくてもいいと思います。緑があれば差し色になる、くらいの認識です。
- 白→漆喰の壁
- 茶色・緑→木目・植物
- 黒→金属
おしゃれに見えるフライヤーその1
実際にサンプルを作成してみました。パン屋さんが新店舗オープンするための告知フライヤーを想像してみました。
写真は一番大事
おしゃれなカフェに見えるコツはまず写真がメインでドーンとレイアウトすることです。写真は自然光で撮影したようなものがナチュラルな印象を与えます。照明をバシバシ当てないことで自然な空気感になり、落ち着いた空間を演出することができます。
もしきれいな写真が撮れなければ、そのフライヤーは失敗したのと同じです。写真の素材が悪ければデザイナーは努力のしようがありません。
きれいな写真を取れるように何度でも撮ってください。
黒板アート風の重厚感あるデザイン
カフェといえば表にある黒板ですよね。黒板風デザインをきれいにレイアウト出来ればおしゃれ度UPします。このサンプルではお店のロゴもチョークで描いたようにアレンジしました（イラレの「落書き」で手で塗りつぶしたようになる）。
黒板風のデザインは「黒」なのでかっこよさと、インダストリアル風デザインに人気の金属の重厚感を演出することができます。
黒板アートといえばピンクや黄色、緑など沢山の色を使いたくなりますが、インダストリアル風デザインではポップさは必要ないので白だけ使うことをオススメします。
黒板イラストおしゃれにする方法
文字はきれいに揃える
デザイン全てに共通する絶対ルールが「揃える」ことです。センター揃え、左揃え、右揃え、上揃え、下揃え。揃えには色々あります。全ての活字に無理やり適用する必要はありませんが、これらを守ることによりスッキリとしたフライヤーに仕上がります。
おしゃれに見えるフライヤーその2
白をメインにしたフライヤーを作成してみました。こちらも、写真がメインです。電球がインダストリアル感ありますね。まさに工場！
手書きでラフ感
このフライヤーには手書き文字と手書き植物を使いました。英語をサラサラ～っと描いたようなイメージでカフェの名前を書きました。きっちりしたデザインの中に手書きのデザインが入るとヌケ感が出て面白いですよね。スタバ！って感じです。
植物は何でも良いのですが、おしゃれ植物「オリーブ」のつもりで描いてみました！
黒と白のメリハリ
白メインのフライヤーにする計画ですが、あくまでインダストリアル風カフェのフライヤーなので黒をどこかに使いたい。チマチマ黒を入れるとつまらないデザインになるので思い切って黒ベタでドン！とのせます。
うん、良き。（自分で言う）
そして余白を多くつくることで、目線の誘導がしやすくなります。
フライヤーを作る時の心構え
心構えとしてはご依頼のカフェの良い雰囲気を最大に伝えるフライヤーを作る意識をすることです。このフライヤーで集客が変わる…。喜ばれるデザインを作ろうとする気持ちは仕上がりのクオリティーに反映される気がします。
早くフライヤーを仕上げる秘訣
フライヤーを早く仕上げるコツは入れるべき情報を最初にテキストで準備しておくことです。デザイン制作しながらテキスト入力を随時していくと、きれいなレイアウトをした後にまた入れる内容が出てきて、レイアウトやり直し…なんてことが起こります。
これはフライヤーに限らず、グラフィックデザイン全般に言えることです。デザイナーは残業が当たり前の業種なので効率よくこなしていきたいですね！
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まとめ
- カフェ風おしゃれデザインを作るとき一番大事なポイントは写真をメインにすること。
- 色やテクスチャーでメリハリをつける。
- フライヤーを早く作るならテキストで入れる情報を並べておくこと。
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