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単色デザインを魅力的にするテクニック

デザインで知っておきたいテクニックの一つが単色刷りのデザイン。

単色刷りのデザインを理解することでデザインの幅が広がります。是非覚えてほしい技術です。

単色刷りとは?

写真など様々ないろが入っている印刷や、家庭用プリンターだと基本がCMYKのインクです。CMYKはそれぞれの色の粒をドット状に紙に落として色を表現します。

例えば緑だと、シアンとイエローのドットを紙に落とします。イエローのドットを大きくすれば黄緑色を表現できます。

単色刷りとは仕上がりの色にインクを練って少ないインク数で印刷する方法。作業コストが低いために単色刷りは単価も比較的安いです。

単色刷りのメリット

インクの数を限定することで、インク壺が少なくなり、色調整・準備・掃除などの作業工程少なくなります。

今でも単色刷りをしている業種(他にもまだまだありますが)

  • ダンボール
  • 紙袋
  • 紙包装紙
  • 紙箸袋・完封箸

昔はこの単色刷りが主流でしたので、単色刷り=レトロという印象になります。レトロさを表現したくて意図的に色を限定してデザインする方法もあります。(むしろ最近は意図的に単色刷り風デザインにする)

時短になる

デザイナーにとって、時間はとても貴重ですよね。色選びは意外と時間がかかります。早く仕上げなければいけないときは単色刷り風のデザインにしましょう。単色刷りは色が限定されているので色への迷いが少ないのでオススメです。

単色刷り風デザインをするコツ

線は太く

単色刷りは印刷のズレが起こりやすいので、ズレをわかりにくくするために線がある場合は太くすると、より単色刷りらしいです。濃い線の中に弱い色が入り込むイメージ。

線を減らす

線を太くするときもあれば、むしろ線なしにする場合もあります。周りに線などなく、白いところにポツンと印刷するのも簡単なので単色刷りの場合は線がなくても表現できそうなデザインなら、あえて線をなくす場合もあります。線をなくすことにより少しスッキリした印象になります。

ズラすことで面白い

上記でも述べましたが印刷するとき、単色刷りはずれやすいです。印刷がずれやすいことを逆手にとり、色をズラしてデザインに取り入れましょう。人が版画を押し当てたようになり、色の境目に白がでてきたり、色がかさなったところは濃くなっています。

アナログ感が一気に増し、画面が面白くなります!

線を減らす

イラスト内の線を極力減らすことにより、画面のうるささが減りスッキリとした印象になります。

色をへらす

単色刷りの縛りをもっと強くして色を減らしてみると面白いです。

色が少なければ少ないほど表現が限定され、どう工夫しようか印刷業者になった気分でコスト削減につながるような妄想ができます。楽しい(笑)。色の数により与える印象も変わってきます。

なんか足りないな~って時に役に立つデザイン

植物を入れる

植物をデザインに入れると画面が可愛くなります。ただの葉っぱだけならイラストを引き立たせることができるし、花を入れるなら寂しいデザインを華やかにすることができます。

模様

今回は三角の幾何学模様をいれましたが、ストライプや飾り罫などを入れてみてはどうでしょうか。

特に単色刷りのときにオススメなのはドットです。やはり単色刷りは色数が少なく表現の幅が限られているのでドットで濃淡を出して表現することがよくあります。ですから、単色刷りとドットの相性は抜群です。

まとめ

こうやってデザインの話をしてみると「デザインってなんて楽しいんだろう!」と思います。沢山表現方法があって、やり方によって与える印象が変わります。
私の居た印刷会社はこの単色刷りを多く請け負っていた会社なので、個人的には単色刷りが一番好きなデザインです。単色刷りの一番いいところは色で悩まなくていいということ。

素敵なデザインができると実績にもなるし、面白いし楽しいです。みなさんはどうですか?何か試してみたいテクニックはありましたか?

デザイン業界は残業が多くて厳しい業界なのでチャンスがあったら是非単色刷り風デザインを試してみてくださいね!時短で素敵なデザインしましょう!

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