名刺は小さな印刷物ですが、侮ってはいけません。
デザインの出来によりその人の印象は大きく変わります。
「こんなふうにレイアウトすればそれっぽい」というテンプレートデザインを
印刷会社に10年以上勤めた私がここでコッソリとお知らせいたします。
事項デザインはとりあえず揃えて
全体のデザインに入る前に頭に入れておいて欲しいことが「事項は揃える」ことです。
下記はサンプルですが、レイアウトを揃えるように意識しています。
この「揃える」ことにより名刺は格段とスッキリします。
揃える基準は
- 左揃え(頭揃え)
- 右揃え
- 中央揃え(センター揃え)
- 左右揃え
この4つです。
この揃える作業は、デザイン全てに精通します。
揃えられてないデザインは「素人」の作成したデザインと思われかねないので注意しましょう。
名刺デザインには王道がある
下記のデザイン、みなさんも目にしたことはないですか?
このレイアウトが一番定番のデザインです。
(図はサンプルです。上下・左右位置が変わってもきれいにレイアウトできると思います。)
ポイントは大胆なレイアウトと余白です。
大胆なレイアウト
例えば下記の図説は水色で表記しているところに大胆にデザインを入れるとかっこいいと思いませんか?細かいデザインを入れるよりインパクトが強いです。
ここには社名やロゴ、会社製品の写真、イラストなど何でも入れていいです。
アピールしたい内容を入れるといいですね。
余白をとる
余白があるとなにか内容を入れたくなりますが、その心配はありません。
余白は名刺に余裕を与え、洗練された印象になります。
余白の分、内容がスッキリしているので見て欲しい内容が目に飛び込んでくるという効果も期待できます。
必要事項が多岐に渡る場合もできるだけ字面を揃えてレイアウトして余白を設けてください。
縦書きで真面目系になる
縦書きのレイアウトにすると真面目さが増します。
昔の日本の書状のような印象になるからかもしれません。
酒屋や醤油屋など日本伝統の業種の方にオススメです。
名刺はフォントも重要
フォントは2つまで
フォントは使っても2つまでにしておくのがいいでしょう。
名刺は小さいのでいくつもフォントを使うとごちゃごちゃした印象になります。
フォントで与える印象は違う
- 明朝体…真面目な印象
- ゴシック体…カジュアルな印象
どちらでイメージしてもらいたいかでフォントのセレクトは変わってきます。
真面目で女性らしい印象にしたかったらはんなり明朝などもいいかもしれませんね。
ちなみに京円などの筆文字フォントはあまりオススメできません…。
名刺がごちゃごちゃした印象になってしまいます。
資格は記載する
名刺に記載する内容はスッキリしたいのですが、これは忘れてはいけません!
箔をつけてくれる「資格」!
個人の資格はご自由に記載してもしなくてもいいですが、
仕事に箔をつけてくれる資格は記載をオススメします。
その中でも絶対つけて欲しい資格があります。
会社用の名刺限定ですが会社が取得している資格を記載してください。
これはビジネスにおいて重要なことですね。
名刺依頼のお客様からご要望がなくとも資格の有無を一応確認したほうがいいでしょう。
またその資格は認定された会社のみがロゴのaiをもらいます。
軽率にネットで拾って貼り付けないようにご注意くださいね。
まとめ
名刺はデザイン次第でいろんな印象になりますね。
名刺デザインのポイントは下記の通り。
- 文字は揃える
- 大胆なデザイン
- 余白を大事に
- 資格は記載する
このデザインの考え方はチラシやwebデザインでも精通することだと思います。
名刺はデザインの基本を凝縮したよい勉強題材なのかもしれません。
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