「練習」という言葉を聞くと、うめき声が聞こえてきます。わたしも練習が苦手です。
ところで、あなたはイラストを描くのが上手になりたいですか?好きなアニメのキャラクターを描けるようになりたいですか?そう、それなら練習が必要ですよね。
なぜ練習しなければいけないのでしょうか?それには理由があります。練習すればするほどイラストは上手になるからです。何度も何度も練習するという行為は、アーティストとしての自分を成長させるための核心なのです。
では、デッサンの練習にはどのような方法があるのでしょうか?
練習する習慣
毎日練習することにより、イラストの能力は確実に改善していきます。積極的に上達しようとしているかどうかに関わらず、時間をかけて一貫した行動を繰り返すことで、イラストの能力は向上していきます。
毎日のスケッチの習慣をつけた方がいいと言われている人にお勧めの練習方法です。
好むと好まざるとに関わらず、毎日イラストの練習をまじめにすれば、知らず識らずのうちに改善していきます。
週刊少年ジャンプで連載をもてば、絵が強制的に上達していくと言われていることがこの証明になります。
持ち運びできる大きさで
毎日一貫してイラストを描ために大きな画材は必要ありません。小さな携帯用のスケッチブックや携帯用のお絵かきタブレットを持ち歩いてみましょう。
- 電車の中で座っているなら見たものをスケッチしてみましょう
- 昼休みにゆとりがあるなら人がいない静かなところで、頭に浮かんだものを描いてみましょう
- テレビを見ていて、広告が流れていませんか?それならそのキャラクターのスケッチをしてみましょう
歴史に残るような画家を目指す必要はありません。何を描くにしても、イラストを描くという行為は、次のステップに一歩近づけてくれるでしょう。
触発された練習
何か新しいことを学び、ただイラストを描きたいという衝動に駆られたことはありませんか?例えば、ちょうど素晴らしいアニメを見終わって「この感情をイラストで表現したい!」という衝動です。
インスピレーションを得た練習は、創造を豊かにし、新しいことを試し、その燃えるような情熱をカタチにする素晴らしい原動力です。
トランス状態
多くの場合、完全に自分自身を失って、イラストが完成するまで作業は止まりません。そしてイラストを描き終われば、今までのイラストより、レベルが違うことを実感します。
インスピレーションを得た練習は、観察と熱意が燃料となり、急速な情熱としてやって来ることがよくあります。そして触発された学習には中毒性があります。
持続は難しい
触発による学習は素晴らしい学習法ですが、それはインスピレーションに依存しており維持するのは簡単ではありません。そして情熱の波は、信じられないほど気まぐれで、魔法をかけることが難しく、維持することは非常に困難です。
そして、イラスト完成という目標を達成してしまえばあとは放心状態にもなります。
イラストの練習はマラソンと同じで、長い期間をかけて着実に進歩していくことが正解です。短時間で一気に駆け抜けようとすれば、殆どの人がしばらく動けなくなるでしょう。
しかし、それは創造的な武器の強力な練習方法であることに変わりはありません。そして触発による描画練習は周りの環境や偶然のタイミングに依存しています。どんな人でも、イラストが描けない困難な時期を経験したり、憂鬱な時期を経験したことがあります。
心と環境をスッキリさせよう
心
イラストを描き始める前に、まず自分自身に向き合ってみましょう。色々なことが解決しない中でイラストを描き始めても、気が散漫で作業はすぐに止まってしまいます。そして問題解決できてない場合は、上り坂に戦いを挑んでいることと同じです。そんな状況はイラストそのものの成長を遅くさせるでしょう。
環境
イラストの上達と関係ないと思われがちですが、部屋が散らかっているかによっても作業に影響します。創造性を広げるようなきれいで、整頓された作業スペースを持っていることが理想です。
雑念がない清潔な空間は、モチベーションを高め、イマジネーションを開花させます。
どのように刺激を受けるか
新しい経験や情報
インスパイアされた練習は、新しい体験や情報によって培われます。アニメの絵コンテを見たり、ゲームをプレイしたりして、自分が興奮しているときにインスピレーションを受けることが多いです。
スケッチブックやお絵かき用のタブレットを持っていると、インスピレーションから受けたアイディアを書き留めておくことができます。このような瞬間が、新しいプロジェクトやアイデア、アートワークの糧になるのです。
新しいツールやテクニック
自分を奮い立たせるもう一つの方法は、コンピュータや紙を使って新しいツールやテクニックを学ぶことです。
新しい表現方法を知れば「こんなテイスト試してみたい」など、創作意欲が増します。
出かける
そして最後に、どこか感動的な場所に出かけましょう。登山や大きな公園に行って自然を観察したり、または博物館や買い物にいくのもいいでしょう。普段の生活から一歩踏み出して、積極的に行動することで、刺激的な経験ができます。
このような新しく刺激的なことに身を置くことで、最終的には創作意欲を後押ししてくれる環境に囲まれるでしょう。気持ちにエンジンがかかり、感情状態にあるとき、普段よりも短い時間でイラストの能力を急上昇できるでしょう。
それがインスピレーションを受けた練習の力です。
計画的な練習
上記で紹介したインスピレーションを受けた練習法は、瞬発的な強いエネルギーを消耗しますが、計画的な練習は、長期的な集中を必要とします。
計画的な練習はタスクやエクササイズを割り当てて行うタイプのトレーニングです。
プロは経験している
計画的に練習することは、意識的に改善することを選んだ時です。「なんとなく上手くなったらいいな~」から「本気で上手くなる」と決意した時にすべき訓練といえます。プロのイラストレーターと趣味の絵描きの線引きはこの練習をこなしたか否かではないでしょうか?
そしてこの計画的な練習はいつも楽しいことだけではありません。
できなくても大丈夫、繰り返してください
歯を食いしばって、紙に描くスペースがなくなる程、同じものを100回も描いているのに、いくら描いてもうまく描けないように感じるときがあります。そんな時は辛く、表現の仕方に迷子になります。しかし、それは練習の中でも最も強く建設的な練習のやり方の一つです。
触発された練習法と同じくらい、計画的な練習法は急速な成長を期待することができます。しかし、計画的な練習法はインスピレーションに依存しないことがメリットです。計画的な練習法は、インスピレーションによる練習法より機械的で意図的なものです。
イラスト上達のために何から練習したらいいか
絵を描くのが上手になりたいなら、何から始めればいいのかを知るための3つのステップをご紹介します。
01.苦手スキルを選びましょう
何が練習したいか選びましょう。 習得したい核となるスキルは何ですか?あなたは何に苦労していますか?どんな構図を避けているのか?苦手なものは一つではないと思います。それらを全部書き出して、一つ選びましょう。
得意なものはすでに描けているのだから、もう練習はしなくていいです。今すべきことは苦手スキルを克服することです。
02.一箇所集中で練習しましょう
では、その苦手スキルを練習する方法を選びましょう。例えば顔を描くのが得意な人は多いでしょう。ですが、手や足、体全体はどうでしょうか?どこかしら誤魔化して骨折させて描いているところはありませんか?
そう、無意識に避けている箇所を集中的に練習するべきです。
03.ルーティーンにする
どんな訓練でも億劫ですが、簡単にタスクをこなす方法があります。それはルーティーンにすることです。朝の洗顔、寝る前の歯磨きはどんな気持ちでこなしていますか?
多くの人が心のなかでは「めんどくさい」と思いながら心を「無」にしてやっているのではないでしょうか?イラストの勉強も同じく「無」になればいいのです。例えば食後の決まった時間に、一時間だけ毎日やってみましょう。
めんどくさいことも習慣化すればこなしていけます。
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