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甘酒を家で作る方法【写真でじっくり解説】

皆さん甘酒は飲んだことありますか?甘酒は日常的に飲むのも、ではなく振る舞われるものというイメージが強いですよね。
私も今までは5年に1回くらいしか甘酒を飲んでいませんでした。甘酒はアルコールが入っているからちょっと・・・という意見をお持ちの方も多いはず。

ですが心配ありません。アルコールなしの甘酒もあるんです。
今回はアルコールなしの甘酒の作り方をご紹介しようと思います。沢山の写真で解説するのでとてもわかり易いと思います。

小さな麹菌たちの成長を楽しみながら手作りの格別違う甘酒を飲んでみんなで健康になりましょう。

甘酒には2種類ある

米麹の甘酒

今流行りの「飲む点滴」の甘酒はこちら。米麹で作る甘酒です。

米麹で作る甘酒はアルコールなしです。「でも発酵させて作るんだからアルコールがあるんじゃないの?」と思うかもしれませんが、醤油も味噌も発酵したものですがアルコールは含まれていませんよね。米麹で作る甘酒もアルコール発生しません。

米のデンプンを麹によって糖分に変えている甘酒は、砂糖の甘さと違って自然の甘みが感じられます。
今回紹介する甘酒は米麹で作ります。

酒粕の甘酒

酒粕で作った甘酒の注意点は、アルコールと砂糖が含まれているということです。酒粕はお酒を作ったときに出るカスです。酒粕にはアルコールが含まれてますのでそれで作った甘酒もアルコールが入っているということです。

酒粕の甘酒が作りたい方へ

酒粕の作り方

  • 酒粕・・・30g
  • お湯・・・200ml
  • 砂糖・・・大さじ1

材料を火にかければ出来上がりです。(カンタン・・・)

甘酒の効果

甘酒は発酵食品ですので腸の働きを助けてたり守ったりしてくれる効果があります。また甘酒の麹菌は善玉菌のエサになるので健康の改善になります。甘酒に沢山含まれるビタミンB群は美容に効果があるとされています。

また手作りの甘酒ははお店の甘酒より菌が多く生きています。

一日あたりの摂取目安

健康や美容に力を発揮する甘酒ですが、甘酒は飲んでみて分かるようにとても甘いものです。デンプンからできた糖とはいえ沢山飲んだら太ってしまいます。

一日の摂取量はおちょこ1杯くらいが目安です。

米麹から作る甘酒の作り方

米麹を準備する

今回使用する麹は熊本県山鹿市にある(有)原田食品製造所さんの米麹を使用しました。こちらの会社は明治20年創業の老舗麹屋さんです。小さな菌たちを守る地元では有名な麹屋産です。(歴史や伝統がすきなのでこの米麹を変えたとき、とても嬉しかった・・・)

米麹は米一粒一粒が白い粉のようなものでコーティングされていて不思議・・・思わずまじまじと観察してしまいます。
中には大きな塊が紛れていますが、手で優しくほぐしてください。(菌は繊細なので清潔な手で)

材料を測る

なんと材料は下記の写真の通り!すごくシンプル。米も水もこだわれば最強無添加の甘酒ができそうです。

甘酒の材料

  • 米麹・・・200g
  • アツアツのお米(レンチン可)・・・300~350g
  • 水・・・600ml

材料を混ぜる

炊飯器に水とアツアツご飯を入れます。ドボン。

しゃもじでご飯をほぐします。パラパラになれ。
室温の水とアツアツのご飯で温度はちょうどいいかんじ。

ご飯がほぐれたら米麹を入れます。ざらざら。

炊飯器に米麹をいれたら、全体に混ぜます。もうご飯と米麹の区別ができない。(なんか悲しい。)

発酵させる(保温)

材料をすべて均等に混ぜたらあとは保温するだけです。注意点は写真の通り!
炊飯器の蓋を締めてしまうと中の温度は70度くらいになるそう。70度では麹菌は死んでしまうので適度に温度を下げたい。ということで炊飯器は半開きにします。しかし半開きにすると炊飯器は麹菌にとって冷えすぎるので、麹菌がよりよく育つ温度60度くらいに保つためにタオルで蓋をします。ふきんでも可。(手のかかる麹様です。)

私はタオルの繊維が甘酒に入るのを懸念して、炊飯器とタオルの間にキッチンペーパーを噛ませました。効果があるのかわかりませんが気休めです。

保温時は1~2時間置きに混ぜましょう。麹菌の発酵を均等化させます。混ぜているとほんのり甘い香りが徐々にしてきます。感動でワクワクしてきます。2時間経過した写真は水とご飯と米麹がふやけて馴染んでいます。

8時間くらいで出来上がります。

甘酒の完成

作り始めよりほんのり黄色がかっています。上記の2時間経過の写真よりご飯と米麹の粒がなめらかに溶けていますよね。

作りたての甘酒は、やさしい甘い香りもふわふわ香ってきてニヤニヤしますよ。

手作り甘酒を保存容器に移す

甘酒が完成したら清潔な保存容器に移してください。瓶なら煮沸消毒がいいと思います。

毎日の摂取目安はおちょこ1杯くらい。手作りの甘酒は保存料もなし!作りたての甘酒だから菌が最も生きています。目に見えないほどの小さい麹菌ですが、手作りするとより一層甘酒に愛しさを感じますね。是非みなさんも試してみてください。一週間くらいで食べきるのがおすすめです。チャック付きの袋で冷凍保存もできます!

まとめ

甘酒を手作りするなんてハードルが高い!とお思いでしょうが、工程はシンプルでしたね。
材料を混ぜて、保温するだけ!

米麹はスーパーで売っていますし、乾燥米麹などもあるのでそちらで試してみてもいいかもしれません。(作り方は今回とは違うと思いますが)

 

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