一日にスマホをどのくらい見ますか?
朝起きて、移動時間、友達と合っている時、食事の時間、就寝前。
ほとんどの時間、スマホに目を通している人が沢山います。
スマホはここ近年で急成長したツールです。
健康にどのような影響があるか、すべてのことはまだわかりませんが、わかり始めていることもあります。
ここで注意喚起としてどのような病気に影響するのかご紹介します。
スマホによる健康被害に陥ってしまう前に読んでみてください。
スマートフォン依存
現在、世界で18億人以上がスマホを所有しており、毎日スマホを使用しています。?一部の研究では、平均的な人が1日に150回画面をチェックすると推定しています。
スマホ、タブレット、またはコンピューターは非常に便利なツールですが、これらのツールを過剰に使用すると、仕事、学校、人間関係を妨げる可能性があります
実際の人とのやり取りよりもSNSやゲームのプレイに多くの時間を費やしたり、テキスト、メール、アプリを繰り返し確認することを止められない場合スマホの評価を見直さなければいけません。
ノモフォビア
「ノモフォビア」という言葉をご存知ですか?モノフォビアとは自分で使用のコントロールができず、依存し、それがなければ強い不快感や不安を感じてしまう症状のことです。
いわゆるスマホ依存というもので、精神的依存症のことです。
もし今からスマホの電源が入らなくなったらあなたはまともでいられますか?
極端に動揺したりイライラしたらノモフォビアかもしれません。
薬物中毒と似ている
目的の画像を見たりゲームで報酬を得ることで利用者は幸福に感じます。
これは脳の化学的ドーパミンの放出し、薬物やアルコールの使用と同様の快感です。
自分の身近にいつもあり、努力のいらないスマホのアプリは中毒になりやすいです。
また、スマホに支配されることにより多くの時間を失うことになります。
頻繁にスマホを使用すると、ストレス、不安、うつ病、孤独など精神疾患にかかる可能性があります。また既に精神に問題がある人は、精神疾患の問題を悪化させることもあります。
短期的で厚みのない人間関係
SNSでどのくらい友達がいますか?現実でも心が通い合った友達はそのうち何人ですか?
SNS・マッチングアプリへの中毒は、現実の人間関係よりも、仮想のオンラインフレンドがより重要になってしまうこともあります。
レストランにいるカップルがお互いを無視して、スマートフォンを使用しているのを見ました。折角素敵な時間を過ごすはずなのに、客観的にみて悲しい時間に感じました。
インターネットは、新しい人と出会ったり、古い友人と再会したり、ロマンチックな関係を築いたりするのに最適な場所です。
しかしオンラインでの関係は現実の人間関係構築のほど深みはなく代わりにはなりません。SNSで会話するより、実際に合って会話するほうが汲み取れる情報も多く優れています。
オンラインの友情は、お互い干渉しない距離にいるため魅力的です。
そして現実世界の厄介な関係と同じ要求やストレスを受けません。
スマホ依存によって起こる悪影響【子どもも注意】
孤独とうつ病の増加
スマホでSNSやゲームを使うことにより孤独感、うつ病、退屈などの感情が一時的に緩和されたように感じます。
しかし実際にはさらに気分が悪くなる可能性があります。
2014年の調査では、SNSの高い使用率とうつ病や不安の間に相関関係があることがわかりました。ユーザー、特に10代の若者は、SNSで自分の友達と比較する傾向があり、孤独感や抑うつ感(むなしい・気がめいる)という症状がみられます。
不安やストレスの増加
常に待機状態
スマホが常に手元にあるということは、常に誰かからの連絡に対し待機している状態です。それは友達か、家族、仕事かもしれません。
「連絡がきたらなるべく早く返信しなければいけない」という考えに支配され、常にスマホが手放せなくなります。
逆にあなたが連絡を待つ場合もあります。誰からか連絡あるかも?と勝手に期待してして、結果的に誰からも連絡がない場合はどうなるでしょう?
誰からも連絡がないことは、大きな落胆と期待はずれや孤独感を感じますよね。それが不安やストレスになっていきます。
子どもの場合
上記のように友達から連絡がこなかった場合「仲間はずれにされていないか?」「もしかして私の知らないグループをラインで作ってこそこそ悪口言われていないか?」など必要以上に不安になってしまいます。
不安はストレスや鬱、孤独感、自信の欠落につながっていきます。
注意力欠如障害
スマホからメッセージと情報が絶え間なくユーザーに流れてきます。
膨大な情報は脳を圧倒し、注意しなければいけない局面にも関わらず注意を散漫にさせます。
何年か前に高校生がご老人を自転車で殺してしまった事件がありましたね。
この事件もスマホ操作中に起こったことです。
未だに学生がスマホを見ながら自転車を運転しているところを見かけます。
注意しなければいけないことは冷静に考えればわかることですが、そんな当たり前なことすらも分からなくなり、スマホは人の思考を奪っていくのです。
集中力と創造力の低下
「ピンポン」という通知音が届いたら今していた作業をやめてスマホを見ますよね。
それから何分スマホを触りますか?メッセージ確認のついでにニュースもチェックしていませんか?
スマホの絶え間ない流行り、または通知音は勉強・家事・仕事から時間を奪ってしまいます。集中力と創造性が、スマホの通知音をきっかけに消えていきます。
私たちはスマホに操られながら、集中力や創造性を失っていっています。
不眠症
スマホを過度に使用すると睡眠が乱れ、全体的な精神的健康に深刻な影響を及ぼします。それはあなたの記憶に影響を与え、判断能力が鈍っていきます。
スマホはあなたの認知能力と学習能力を低下させます。
自己中心的になっていく
英国の調査では、SNSで多くの時間を過ごす人々は、ナルシシズムのような負の人格特性を示す傾向があることがわかりました。
自撮り写真をたくさん撮って、あなたの価値観や人生観ついての意見を投稿すると、どんなに間違った内容であっても肯定する人がいます。
これを繰り返すことにより不健康な自己中心性が生まれ、現実の人間関係から遠ざかり、ストレスに対処するのが難しくなります。
スマホ依存の兆候と症状
一日に何回スマホをチェックしたらスマホ依存なのか、そんな明確な数字はありませんが、スマホ依存になる人には兆候があります。
SNSに接続するのに多くの時間を費やすことは、あなたの対人関係、あなたの仕事、学校、趣味、本来あなたがもっていた大事な時間を犠牲にしています。
- ランチ中に友達を無視してSNS更新をチェックする
- 運転中や学校の講義中にスマホを強引にチェックしたりする
例えば上記のような行為をしたことはありますか?
該当する方は危険信号です。他にもスマホ依存の兆候をご紹介します。
職場や家事、勉強に影響が出る
チャットしたり、LINEを送ったり、ゲームをしたりするのにどのくらい時間を費やしていますか?
スマホを触っていて、家に洗濯物がたまって夕食が準備できなかったり、
スマホが影響して勉強をする時間がなくなったこともあるかもしれません。
スマホの使用を隠す
スマホを使用する時、家族から隠れて使用していますか?
- スマホの使用を隠したり家族に嘘をついたりしている
- スマホが故障などの原因により中断されると、イライラしたり不機嫌になったりする
SNSを手放すことへの恐怖
SNSで他人と比べてしまっていつもスマホを手放すことができない人もいます。
常にSNSで他人と自分を比べて劣等感を感じています。
- 定期的にスマホをチェックしないといけない不安に駆られたりする
- スマホチェックの習慣から抜け出すのは絶対にいや
- 重要なニュースや情報を見逃していると想像して「スマホを見なければ」と思いイライラする
- 他の人がSNSを更新したり、あなたよりも素晴らしい生活を送っていることに嫉妬したり遅れをとることに心配している
- SNSをいつもチェックする義務感にかられ夜に起きてスマホをチェックする
スマホを家に忘れたら恐怖・不安・パニックになる
スマホを家に忘れたときどのような行動をとりますか?
- 予定があるがキャンセルしてなるべく早く家に帰ろうとする
- 学校に行こうと思ってたがスマホをチェックするために仮病で家に帰る・あるいは遅刻してでも取りに帰る
スマホ依存者がスマホから離れた時の症状
スマホまたはインターネット中毒の一般的な警告サインは、それらの媒体から引き離されることにより発生します。
- 落ち着きのなさ
- 怒り・イライラ
- 集中するのが難しい
- 睡眠障害
- スマホやSNSにどうにかしてアクセス試みる
自分の行動を見直す
誘惑が常に容易に届く範囲にある場合、中毒を自分で治すことは困難です。
できれば家族、友人、カウンセラーなどの協力を得ると治療に効果的です。
しかし他人にスマホ使用を強制されたくない、自分で解決したい人もいます。
そんな方は下記を参考にしてみてください。
スマホを見る最初の理由は何か
スマホを触る時の理由は何ですか?あなたが孤独、または退屈しているときですか?
たとえば精神的に悩んだり、苦しんでいる場合時、過剰なスマホの使用はストレスを増幅させているかもしれません。
スマホを触る代わりに、自分がリラックスする方法など、健康的で効果的な方法を見つけてください。
対面とオンラインでのコミュニケーションの違いを理解する。
人間は社会的な生き物です。
私たちは孤立することも、人間関係をコンピューターに依存することも望んでいません。
他の人と顔を合わせて目を見て話します。仕草や表情から相手の心を読み解き、理解します。メールやSNSの対話は、文字以外の情報がありません。そのため感情的な幸福を受け取ることができません。
そして、オンラインの友人は、危機が発生したときにあなたを抱きしめたり、病気のときにあなたを訪問したり、あなたと幸せな機会を祝うことはできません。
対処能力の欠落
スマホ依存の方はスマホや、パソコンで日々のストレスや怒りに対処しています。例えばストレスが原因が現実の対人関係の場合、SNSで居場所を見つけるかもしれません。
オンラインでの交流は文字や写真・動画だけなのでコミュニケーションは現実より簡単です。オンラインでのコミュニケーションでばかりで時を過ごした場合、直接他の人と話すのが苦手になる場合もあるでしょう。
サポートネットワークを強化します
毎週、友人や家族のために時間を作ってください。
同じ趣味の人を見つけるには、職場の同僚に頼ったり、スポーツチームや語学の勉強に参加したりしてみてください。
同じ目的の仲間と交流し、人間関係を自然に作ることが大事です。
充実した人間関係により、あなたの人生は変わります。心と体が健康的になり充実した人生になります。
スマホの使用を減らしていく
スマホ依存を治療することはスマホを手放すことではありません。ダイエットをするようなものだと考えてください。
食事をする必要があるのと同じように、おそらく仕事や学校で、または友人と連絡を取り合うためにスマホを使用する必要があります。あなたの目標は、より健康的な使用レベルに戻すことです。
スマホの使用時間を設定します
その日、先にやらなければいけないことをしてしまいます。たとえば、宿題をしたり、掃除を終えたりすると、スマホを30分だけ触ってもいいという決まりを設定します。
30分経ったら今度はお風呂に入る、などマイルールを決める。
スマホを寝る前に見ない
就寝時刻の2時間以内にスマホやタブレットを使用すると、スクリーンから発せられる青い光(ブルーライト)が睡眠を妨害する可能性があります。
スマホやタブレット見る代わりに、本を読んでください。眠りが良くなるだけでなく、読んだものをより多く覚えていることも研究で示されています。
スマホの習慣を、より健康的な習慣に変えましょう
あなたが退屈して孤独を感じている時、スマホを使いたい気持ちを我慢することは非常に困難です。瞑想、本を読んだり、友達と合ってウォーキングするなど、他の方法で時間を埋める計画を??立ててください。
スマホからSNSアプリを削除する
パソコンからのみFacebook、Twitterなどをチェックするようにします。SNSの自分は本当の自分ではありません。SNSに発信している言葉や写真は自分の印象をよく見せるためのものです。SNSでの虚像を育てるよりも本当の自分自身の価値を探してください。あなたの本当の魅力はSNSにはありません。
スマホに触る時間を決める
数分ごとにスマホをチェックしてしまう場合は、チェックを15分に1回に制限してみてください。その後、30分に1回、その後1時間に1回。
情報を逃すことに慣れましょう
SNSの通知、ニュース速報など今まで興味があった情報をSNSの使用を制限することで見逃すでしょう。しかし情報を逃すことを受け入れてください。
インターネットには非常に多くの情報がありますが、すべてを把握することはほぼ不可能です。情報を逃すことを受け入れるとスマホ依存から解放され、依存を断ち切ることができます。
スマホ・インターネット中毒から子どもを守る
スマホやタブレットから子どもを引き離すのがどんなに難しいか親は知っています。
子ども自身ではスマホを制限することは不可能です。
ですが、単純にスマホを没収すると子どもはスマホを失った不安やストレスから暴れたり親のお金を盗んだりすることがあります。
では、子どもからスマホを取り上げる以外にどうやってスマホ依存から守るのか?
方法はあります。
- 子どもの前でスマホを触らない。子どもは大人の真似をしたがります。ですから親が自分のスマホとインターネットの使用を管理することが重要です。家族で食事をするとき、子どもの前でスマホを触ってはいけません。また、子どもを泣き止ませるためにスマホはとても有効ですが、できるだけその使用も避けたほうがよいです。
- データ容量を制限してください。スマホ契約プランの一番小さな容量にしましょう。子どもにスマホを持たせる本来の目的は子どもの居場所を親が把握するためです。電話連絡くらいなら容量が小さいプランでも問題なく使用できます。
- スマホを使用していい範囲を決める。子どもが完全にスマホを管理することは不可能です。使用エリアを決めても自制するのは難しいです。ではどうしたらいいか?リビングだけで使用するように約束してください。そして子どもが寝る時は親がスマホを預かってください。
- 夢中になることに協力する。スポーツクラブや習い事など、スマホが必要ない時間を作ってあげましょう。スマホから離れることに慣れればスマホ依存もやがて治るでしょう。
- 他人のちからを借りる。子どもは親のいうことは聞きません。身近過ぎて遠慮がなく冷静になれないのです。そんなときは親以外の大人のちからを借りましょう。スポーツコーチ、医者、または子どもに尊敬されている親の友達など。ちからを借りる人がいない場合はプロのカウンセリングを受けることもよい選択肢です。
子どものスマホ依存は根が深く厄介です。スマホ依存の子どもはもちろん、周りの大人も変わらなければいけません。
まとめ
スマホ依存は現代の多くの人がかかっている病気です。非常に深刻だと思います。
一つひとつのステップをクリアすることでスマホ依存を治すことが出来ます。
本来の素晴らしい自分を探して取り戻すために、スマホ依存の治療をおすすめします。
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