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グラフィックデザインの5つの基本原則

「良くない」デザインとは何なのでしょうか?何が「良い」デザインになるのでしょうか?

さて、グラフィックデザインは間違いなく美学に関わるものであり、主観的なものであることは間違いありません。美しさは見る人に判断されるものです。

グラフィックデザインを成功させるためには、グラフィックデザインの原則を考慮し、遵守しなければいけません。それぞれのデザインが相乗効果をなしてない場合、デザイン全体が苦しむことになります。

この記事ではデザインの基本についてお話したいと思います。

5つの基本原則

アートやデザインの入門書を読んだことがある人なら誰でも、デザインの用語を目にしたことがあると思います。線、トーン、動き、テクスチャー、重さ、スケール、形、構図、シンメトリー、インパクトなどなど。

しかし、デザイン用語の優先順位をどれも同じにしてしまうと、作業プロセスが混乱して、複雑になってしまうことがあります。

デザインする過程で、おさえるべき基礎を知りましょう。この記事では5つの基本的なグラフィックデザインの原則に焦点を当てます。

  • 整列
  • 繰り返し
  • コントラスト
  • 階層
  • テンションを利用したバランス

何かデザインに違和感を感じたり、うまくいかなかったりした場合、その問題は常に基本に遡れば解決するかもしれません。

グラフィックデザインの原則がどのようにデザインと連携して、デザインのメッセージをユーザーに伝えるのでしょうか?

01.整列

「整列」は左や右、中央にタイポグラフィやデザインを揃えたりすることです。整列により、よりシャープで統一感のあるデザインになります。

整列は、デザインの最も基本的な原則の一つですが、最も重要な原則の一つです。

整列で視線誘導できる

デザインを見ていて、どこを見たらいいのかわからなくなったことはありませんか?左、右、中央?デザインの中で整列の強いポイントを持つことで、ユーザーの視線を誘導することができます。

すべてのアイテムがページ上の他のアイテムとつながっているように、要素を互いに整列させることで、デザインを引き締め、ランダムな要素の配置による行き当たりばったりでごちゃごちゃした印象を改善できます。

整列で同じカテゴリーなのだと伝える

互いに近接していない要素を整列させることで、目に見えないつながりを感じさせ、それらが同じサービスや商品であると伝えることができます。

02. 同じデザインを繰り返し使う

同じデザインを繰り返し使う場合は、別個のパーツを結びつけ、デザインを強化し、結果として関連性を生み出します。

繰り返しは一貫性と考えてください。デザインの要素を繰り返すことで、すぐに親しみやすさやアイデンティティが生まれます。

シリーズや複数の商品展開に使うとき便利

例えば、グリッド、書体、フォントサイズ、色、空間的な関係などによって、同じシリーズであることがすぐにわかります。繰り返しのテクニックが上手に使えれば強力な一貫性とブランドの認知性が高まります。

繰り返しのテクニックは、別々のものが一緒に属していると理解してもらうのに便利です。家族に例えて考えてみてください。家族の一人一人は少しずつ違って見えますが、彼らはすべて関連していることがわかるほどの類似性があります。

同時進行がオススメです

繰り返しのテクニックは、シリーズなどの商品作成に便利ですが、例えば5つ商品を作るとしたら、一つずつ完成させるのではなく、5つ同時に作業しましょう。なぜなら、一個ずつデザインしていった場合、配色パターンがあとになって使えなくなってくるからです。

03. コントラスト

コントラストは、デザインを強調し、インパクトを与えるための最も効果的な方法です。

2つの要素が完全に反対であるときにコントラストは生まれます。
例えば

大きなサイズと小さなサイズ

古典的なフォントと現代的なフォント

  • 細い線 / 太い線
  • 寒色 / 暖色
  • 暗い色 / 明るい色
  • 滑らかなテクスチャ / 粗いテクスチャ
  • 水平 / 垂直など

コントラストは、ページの情報を整理する上で重要な役割を果たします。それはユーザーにどこを最初に見るべきかの誘導することができます。

コントラストが効くためには、強くて明白でなければなりません。人の目はコントラストを好みます。インパクトを与えるためには、違いは明白で極端でなければなりません。

04. 階層

階層とは、通常、ビジネスや政治や教会などの組織での順位を説明するときに、ピラミッドの形をしてよく例えられます。階層とは、人や物がその重要性に応じて配置されているシステムのことです。

見た目でグループを作り、ユーザーにどこからどこまで見ればいいのか、というのをデザインでは階層でナビゲートできます。デザインの一部である各要素には、優先順位をつけることができます。

  1. 見出し(タイトル)
  2. 画像
  3. 小見出し
  4. ウェブサイトの行動を促すフレーズ
  5. 本文

デザイナーは、位置、サイズ、コントラスト、色などの優先順位を決めて作業に取りかかれば、レイアウトのヒントになると思います。

クライアントは時々、各要素のサイズを大きくしてほしいと依頼してきます。クライアントはすべてが「本当に重要」だと思っています。ですが、全て大きくしてしまうと何も目立たなくなってしまいます。

05. バランス

バランスとは、要素の配置によってページ上に配分される重みのことです。

最も簡単に言えば、対称的なバランスは、ページの両半分の要素の重さが均等になるような、目に見えない中心線で作成することができます。例えば、対称的なバランスは、陰陽のシンボルやレオナルド・ダ・ヴィンチの有名な「最後の晩餐」の絵で見ることができます。

対称的なバランスの形は、一般的に非常に伝統的で調和のとれた感じがありますが、時には陳腐で退屈に見えることもあります。

まとめ

グラフィックデザインの5つの原則を紹介しました。デザインに違和感を感じたり、迷った時は基本に戻ってもいいと思います。

グラフィックデザインの5つの原則をもっと自分の「当たり前」にするために、ウェブサイトを見たり街を歩いているときに、目を光らせてみてください。

グラフィックデザインの原則が機能しているところ、または機能していないところに注目してみましょう。デザイナーという職業の良いところは身近に教材があるということです。

ときには製品化された他者のデザインに嫉妬したりしますが、それも原動力になるでしょう。これからも素晴らしデザインを作るために全身あるのみです。

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