マーケティング担当者のすべてが多くの市場で成功することを考えています。
しかし実際多くの市場で成功することは大変難しいです。ビジネスを一歩前進させる前にマーケティングとその傾向・タイプを深く理解する必要があります。
インバウンドマーケティングという言葉はご存知ですか?
今最も話題の言葉であるため、聞いたことがある人もいるかもしれません。
この記事は、見込み客を獲得するための究極のガイドです。
インバウンドマーケティングについて深く理解し、実用的な手順をご紹介します。
インバウンドマーケティングとは
インバウンドマーケティングとは新しいマーケティングです。
SNSやブログなどで有益な情報を発信して、見込み客を増やしていくマーケティングです。けして企業側から売り込んだりしません。インバウンドマーケティングは「見つけてもらう」マーケティング手法です。
インバウンドマーケティングのメリットは低コストで素早く閲覧者に情報が届くところです。今は消費者のほうが商品を選ぶ時代です。たくさんの商品の中から利便性や価格を調べ、消費者が最も優れていると思う物を購入します。
アウトバンドマーケティング
反対によく比較されるのがアウトバンドマーケティングです。
こちらは今までのマーケティングの主流でした。営業マンが見込み客に売り込むか、広告を郵送したりして、企業から動くという攻めのマーケティングです。
「見つけてもらう」がなぜ機能するのか?
インバウンドマーケティングという言葉を理解はしたが、疑問があります。
なぜ「見つけてもらう」受け身の商売が成り立つか?ということです。
消費者は常に何か便利にしたり、得することや、疑問や好奇心があります。
消費者は関心があればすぐにインターネットで検索します。企業が良質な回答をコンテンツとして用意しておけば、そこにたどり着き対応する商品にも目を向けてくれる可能性が高くなる、ということです。
インバウンドマーケティングの7つのステップ
1.お客様を知る
どんな商品を取り扱うマーケティングでも、まずお客様の性質を知ることから始めなければいけません。これはインバウンドマーケティングでも同じです。
成功するマーケティング担当者は、これまでの実績から見込み客のことをよく分析してデータ化しています
- 人口統計
- 住んでいる場所
- お客様が直面している悩み
これが空想のペルソナだとしても、そこから予想できる潜在的な問題を導き出すことにより販売戦略を考えることができます。
2.サイトのワークフレームを考える
お客様はウェブ検索をして企業のサイトにたどり着きます。つまり、お客様が企業を知る最初のキッカケがサイト訪問です。
インバウンドマーケティングを考えるならウェブサイトを使いやすく、見やすいサイトにすることが大事です。そのためにサイト設計をしなければいけません。
- お客様に対応する良質なブログコンテンツ
- ブログを読んでもらえるようにクリックしたくなる言葉の誘導
- 見やすい配置
- 多くのお客様に来てもらえるようなSEO対策
サイトのワークフレームを考えることはお客様のサイトの使用感にも繋がります。
インバウンドマーケティングにとって最も大事なことです。
しっかり考えたい工程です。
3.ブログを開始する
ウェブサイトにおいてブログは新しい顧客を獲得することにとても大事な動力となります。ターゲットを絞ったキーワードに焦点を当てることで、SEO対策になります。
一つのカテゴリーにおいても検索されるワードはたくさんあります。
週に複数回新しいブログをアップすることで検索の穴を埋めSEO対策の強化ができます。
4.SNSでさらに認知してもらう
サイトやブログでSEO対策をしていてもお客様に認知されるのには時間がかかります。
ブログ運営と同時にSNSを始めることをおすすめします。
SNSはたくさんの人が利用しているコンテンツです。
例えるならSNSはカジュアルなパーティー会場です。中にはニッチな趣味や利益を求めて活動している人もいます。SNSに初心者からはじめても仲間外れになることはありません。皆お互いのことをよく知らない人も多いからです。
インバウンドマーケティングを狙う企業はSNSにアカウントを作り、お客様と共通する話題を見つけることが最初の仕事です。
SNSを利用するにあたり、いくつかのポイントがあります。
- 一日に3~7回は発信しよう。(そのうち何回か企業の広告を入れてOK)
- たくさんの人に見てもらうために写真や動画で視覚的にアピールする
- ブログの更新をより受け入れてもらえるカタチでお知らせする(広告的なやり方はNG)
- リアルタイムでコメントや苦情に誠意ある態度で応え、消費者と信頼を深めましょう
SNSマーケティングについてもっと知りたい方は→コチラ
5.プレミアム会員になってもらう
ブログやSNSからサイトに来てもらったら、さらに企業のファンになってもらうため仕掛けを用意しておく必要があります。継続的に消費者を取り込んでおくためにプレミアム会員になってもらいましょう。
プレミアム会員は基本的に無料です。会員になる場合は簡単な消費者の情報を入力してもらいましょう。プレミアム会員になった消費者にはブログやSNSだけでは受けれないサービスを提供してください。
- 製品やサービスおよび業界に関連するハウツーガイドなど
- 消費者が学びたいと思う業界の最新情報や調査・統計
- 無料のソフトウェア試用版または製品デモのダウンロード
- 消費者が目的を達成できるように設計されたノウハウとチェックリスト
折角プレミアム会員になっていただいたのだから満足してもらわなければいけません。
企業はプレミアム会員の情報から、精密なペルソナを設定することができます。
6.魅力的に伝えていく
サイトに足を運んでもらえるようになったら、ゆっくりと企業や製品のファンになってもらうように育てましょう。このお客様を企業ファンに育てることをリードナーチャリングといいます。
リードナーチャリングが適切に行われると、お客様の商品購入への動きが大きく伸びていきます。
7.分析して改善する
ここまでブログやSNSを通じてお客様に認知・購入してもらう流れを説明しました。
一連の流れが完了したら、今度は分析と改善をしなければいけません。
- ウェブ訪問者の増加割合
- 訪問者からプレミアム会員になっていただいた割合
- 人気のブログページの分析(どんなワードでブログにたどり着いたのか)
- ブログに訪れた人から購入率の増加
- 総顧客と売上の増加
分析の角度を色々考えてみてください。
まとめ
インバウンドマーケティングという言葉はネットの普及と共に最近出てきた新しいマーケティングの手法です。
- インバウンドマーケティングは「見つけてもらう」マーケティング手法
- 企業のサイトをしっかり設計したうえでブログ・SNSで消費者に認知してもらう
- 購入してもらったら必ず分析と改善をする
- アウトバンドマーケティングはもう古い
インバウンドマーケティングはチラシ広告代が必要ありません。企業サイト運営は多少お金がかかりますがチラシ広告を外注するよりうんと安いです。無料で始められるSNSはさらに始めやすいですね。中小企業にとってはメリットしかありません。
SNSマーケティングについてはさらにこちらの記事で詳しくまとめています。
是非ご覧になっていただけたら幸いです。
コメントを残す